めじろ台店の特徴
ラーメン二郎 めじろ台店は2001年に開業した直系店で、東京都八王子市に位置する。2017年に現在地に移転し、2023年に店主が交代。野猿街道店出身の店主が助手数名と運営する。スープは非乳化で、醤油のキレと脂の甘みが特徴。麺は平打ち太麺で、もちもち感があり、柔らかめ。豚は大判で厚切り、噛むとほろける食感が人気。他の直系店と比べ、味は標準的で初心者にも入りやすい。客層は地元民、ジロリアン、観光客まで幅広い。初心者は並び方やコールのタイミングで戸惑うことがある。特に食券購入や店員の指示に注意。
メニュー
券売機は店内入口にあり、現金のみ。メニューはシンプルで、以下は2025年現在の構成。
メニュー名 | 価格(税込) | 麺量(茹で前) |
---|---|---|
ミニラーメン | 700円 | 不明 |
小ラーメン | 800円 | 約280g |
ぶた小ラーメン | 950円 | 約280g |
大ラーメン | 900円 | 約400g |
ぶた大ラーメン | 1050円 | 約400g |
つけ麺変更 | +200円 | 同上 |
生たまご | 50円 | – |
麺少なめや麺半分は食券提示時に伝えると注文できる。サイドトッピングは生たまご。2023年頃に価格改定があり、現在の価格に落ち着く。麺のカタメやヤワメは不可。つけ麺は柚子や蜂蜜の風味が特徴で、ジロリアンに好評。
並び方と食券購入タイミング
行列は入口左から自転車置き場方向に並ぶ。店内では給水機から券売機まで並び、入店時に食券を購入。店員が並び中に麺量や好みを聞く場合がある。
- 外待ち:入口左から自転車置き場へ。店舗向かいの駐車場(3,5,6,7番)を塞がない。
- 店内待ち:給水機から券売機まで。5席の待ち椅子あり。
- 初心者の注意点:食券購入は入店後。現金のみで両替不可。
曜日 | 待ち時間目安 |
---|---|
平日 | 0~30分 |
土日 | 30~60分 |
屋根がないので、夏は飲み物、冬は防寒具を持参。公式X(@mejirodai_jiro)で並び状況や麺切れ情報を確認できる。平日、特に水曜は空いている傾向。
コール方法と対応
ラーメン提供直前に「ニンニク入れますか?」と聞かれ、以下を伝える。
- ヤサイ(もやしとキャベツ、標準で多め)
- ニンニク
- アブラ(味付き脂)
- カラメ(醤油タレ)
「マシ」「マシマシ」は可能だが、初心者は「ヤサイ、ニンニク、アブラ、カラメ」とシンプルに伝えるのがおすすめ。メモを用意すると緊張せずに済む。店員はルールに厳しいので、大きな声でハッキリ伝える。
設備・サービス
項目 | 内容 |
---|---|
給水機 | セルフ、冷水 |
卓上調味料 | コショウ、一味唐辛子、醤油ダレ |
コップ | プラスチック製(推定) |
ティッシュ | あり |
自販機 | 近隣に設置(推定) |
荷物置き | カウンター下 |
傘立て | なし(推定) |
レンゲ | あり |
トイレ | 店内に無し(推定) |
トイレは店内にない可能性が高く、近隣のコンビニ(例:セブンイレブン八王子椚田町店)を利用。混雑時は店員に確認。
店内の座席・雰囲気
カウンター13席で、ゆったりした配置。客層は地元民やジロリアンが中心で、比較的静か。BGMはポップミュージックで、油とスープの香りが漂う。換気は普通で、夏は暑さが気になる。店主は野猿街道店出身で、助手数名と効率的に動く。接客はルールに厳しいが、ルールを守れば問題ない。
ロット・食べるスピード
ロットは4~5人分。席が空いたらすぐ着席、提供後は速やかに食べ始めるのがマナー。食べるのが遅いと混雑時に視線を感じることがある。20~30分以内に食べ終えるのが理想。
営業時間・定休日
曜日 | 営業時間 |
---|---|
月~水 | 11:00~14:30 / 17:30~20:30 |
金~土 | 11:00~14:30 / 17:30~20:30 |
日 | 11:00~15:00 |
木・祝 | 定休日 |
臨時休業は公式X(@mejirodai_jiro)で告知。麺切れは混雑具合で変動するが、昼なら開店前、夜なら18:30頃までに並べば回避可能。
アクセス・周辺情報
京王線めじろ台駅から徒歩9分(約700m)。住所は東京都八王子市椚田町513-9(Google Maps)。店舗向かいに駐車場(3,5,6,7番)あり。周辺にセブンイレブンや駐輪スペースがある。店舗は住宅街にあり、黄色い看板が目印。
実食レビュー
□大ラーメン
□コール:全部
めじろ台のラーメン二郎は、味付きアブラ、通称「黒アブラ」の発祥として知られている店だ。この黒アブラは、本当に画期的な発明と言える。ドレッシング代わりにして、無限に野菜を食べられるほどだ。めじろ台に来たら、黒アブラをコールしない手はない。しかし新生めじろ台では「黒アブラ」はなくなってしまった。そのかわりこのアブラである。これがまたうまい。

アブラコールは絶対すべき。仮にアブラをコールしなかった場合、それは首都高や第三京浜を軽快に流すドライブのようなもので、勢いも決め手もなく終わってしまう。デートも同じで、ホテルにどう誘うか悩みに悩んで、当日には寝不足で何もできず、ただ茅ヶ崎を走りながら考え事だけが空回りするようなものだ。しかしアブラをコールすれば、その勢いはフェラーリでアウトバーンを爆走するかのよう。自分でも驚くほどテンションが上がり、生まれ変わったような気分になる。
そんなわけで、アブラの有無でこの一杯の印象は大きく変わる。前回の松戸で感情が高ぶりすぎたせいか、今回は少し大人しく感じたが、それもまた良い。毎回激しく攻め続けるばかりでは疲れてしまう。たまには、落ち着いた一杯に癒されるのも悪くない。ラーメンにも抑揚があるのだ。
まずはアブラをひと口。香ばしさが口いっぱいに広がって、期待通りの味わいだ。その後は野菜を少し食べて、麺を引っ張り出す。麺は標準よりもやや細めで、もちもちした食感がちょうどいい。
スープは非乳化寄りの微乳化で、野菜を増しても味が薄くなりにくい。後半になると黒アブラがスープに溶け込んでいき、味がどんどん変化していくのも楽しいポイントだ。

ブタは脂身控えめで、しっかり詰まったミッシリ系。やや淡めの味付けだが、それがまた全体とよく合っている。野菜はシャキシャキ感が際立ち、キャベツが多めで、山のように盛られている。これだけで一日分の野菜をしっかり摂れた気がする。
ごちそうさまでした。
初心者ガイドまとめ
- 並び:入口左から自転車置き場方向に並ぶ。
- 食券:入店時に券売機で購入。現金のみ。
- 着席:店員の指示で着席。
- コール:「ニンニク、ヤサイ」など、メモを用意すると安心。
- 食事:ロットを崩さないよう、提供後すぐに食べる。
- 撮影:ラーメンのみ撮影OK、店内やスタッフは禁止。
初回は小ラーメン(800円)がおすすめ。麺少なめや麺半分も可。SNS投稿は食事後の感想や写真に留め、並び中の実況は控えめにする。
SNS・レビュー分析
食べログで3.66(2023年、TOP5000)、ラーメンデータベースで高評価。Xでは「暴力的な麺量」「つけ麺が絶品」「豚が最高」との声が多い。非乳化スープや味付きアブラが好評だが、麺量の多さに驚く意見も。
外国人観光客への配慮
英語メニューはない。基本フレーズ(「ヤサイ、ニンニク」など)を覚えるか、翻訳アプリを用意すると良い。ルールを守れば、温かく迎えてくれる雰囲気。
主な引用元
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