ラーメン二郎 京急川崎店

ラーメン二郎

京急川崎店の特徴

京急川崎店は2001年にオープンしたラーメン二郎の直系店で、川崎市に位置する。店主は微笑みながらもルールに厳格で、厨房をテキパキと切り盛りする。味は非乳化スープで、醤油のキレと甘みが効いた優しい味わい。麺は二郎の中では細めで、柔らかめ(デロ麺)が特徴。量は二郎標準だが、他の店舗よりやや少なめで、初心者にも食べやすいと評判だ。他の直系店と比べると、味も雰囲気も穏やかで、初心者向けの印象。客層は地元民、観光客、ジロリアン、初心者まで幅広く、店内は比較的静か。初心者が戸惑いやすいのは、並び方やコールのタイミング。特に、並んでいる最中に麺量を聞かれることがあるので、事前に決めておくと安心だ。

メニュー

券売機は店内入口にあり、現金のみ対応。メニューはシンプルで、麺の量と豚の量を選ぶ形式。以下は2025年現在のメニューと価格。

メニュー名価格(税込)麺量(茹で前)備考
小ラーメン900円約250g
小ラーメン豚入り1,000円約250g豚入り
小ラーメンW1,100円約250g豚ダブル
大ラーメン1,000円約350g
大ラーメン豚入り1,100円約350g豚入り
大ラーメンW1,200円約350g豚ダブル

麺少なめや麺半分のオーダーは可能か不明。サイドトッピングは特にないようだ。値上げ履歴として、2023年頃に50円値上げされたとの情報があるが、2025年は上記の価格で安定している。麺のカタメやヤワメは不可。

並び方と食券購入タイミング

行列は店外で形成され、店員の指示で入店する。入店後、券売機で食券を購入。場合によっては、並んでいる最中に店員から麺量(小か大か)を聞かれることがあるので、事前に決めておこう。待ち時間は平日10~20分、週末30分以上が目安。以下は待ち時間の目安。

曜日待ち時間目安
平日10~20分
土曜30分以上

並び中は屋根や風除けがないので、夏は飲み物、冬は防寒具を持参すると良い。X(@jiro_kwsk_bot)で並び状況や麺切れ情報が投稿されることがあるので、チェック推奨。初心者はマンション入口を塞がない、喫煙やゴミ捨てをしないよう注意。

コール方法と対応

コールは麺が茹で上がる直前に、店員から「ニンニク入れますか?」と聞かれるタイミングで行う。無料トッピングは以下の4つ。

  • ヤサイ(もやしとキャベツ)
  • ニンニク
  • アブラ(背脂)
  • カラメ(醤油タレ)

「マシ」は可能だが、「マシマシ」は不可。初心者は「ヤサイ、ニンニク、アブラ、カラメ」とシンプルに伝えるのがおすすめ。緊張する場合は、メモに書いておくと安心。店員はルールに厳しいので、大きな声でハッキリ伝えるのがコツ。

設備・サービス

項目内容
給水機セルフ、冷水(推定)
卓上調味料コショウ、一味唐辛子、しょうゆダレ
コッププラスチック製(推定)
ティッシュなし
自販機近隣に設置
荷物置きカウンター下(推定)
傘立てなし(推定)
レンゲあり
トイレ店内に無し(推定)

トイレは店内にない可能性が高く、近隣のコンビニ(例:7-Eleven)を利用する必要がある。混雑時は店員に確認しよう。

店内の座席・雰囲気

カウンター10席で、仕切りはない。荷物はカウンター下に置ける。店内はラジオがBGMで、油とスープの香りが漂う。換気は普通で、夏場はやや暑い。客層は地元民、観光客、初心者からジロリアンまで幅広く、比較的静かだが、たまに騒がしいグループが注意されることも。

店主は微笑みながらもルールに厳格で、助手は若い男女が効率的に動く。接客は直系二郎の中でもやや厳しめだが、ルールを守れば問題ない。

ロット・食べるスピード

ロットは約5人分で、一度に調理される。暗黙のルールとして、ロットを崩さないよう、席が空いたらすぐ着席し、提供後は速やかに食べ始める。食べるスピードが遅いと、混雑時に視線を感じる可能性がある。ピーク時は20~30分以内に食べ終わるのが理想。

営業時間・定休日

曜日営業時間
月~金11:00~14:00 / 18:00~22:00
11:00~16:00
日・祝休み

臨時休業はX(@jiro_kwsk_bot)で告知される。麺切れによる早じまいは、昼の部で13:30頃、夜の部で21:00頃に起こることがある。昼なら開店前、夜なら19:00頃までに並べば回避しやすい。

アクセス・周辺情報

京急川崎駅から徒歩7~9分(Google Maps)。住所は神奈川県川崎市川崎区本町2-10-1 コーポ本町。周辺には7-Eleven(川崎区砂子1丁目)や駐車場(TOMO駐車場)がある。駐輪スペースは限られるので注意。

実食レビュー

■大ラーメン(1,000円)
■コール:全部(ヤサイニンニクアブラカラメ)

二郎全店制覇の旅、それはメランコリックな情緒とへヴィな欲望が交錯する、まるで感情のジェットコースター。
前回の亀戸で煽られた情熱の火は冷めやらず、パンパンに膨れ上がったエネルギーを持て余した我々ジロリアンは、川崎二郎という「母なる沼」に吸い寄せられていく。

この旅、もはや沢田研二の『サムライ』の世界観に近い。
──ただし、片手にピストルではなく、片手に食券。
心に花束…というよりは、心にFZ。
唇に火の酒…いや、唇に刻みニンニク。
背中に人生ではなく、背中に脂汗と背徳感。

それでもいいんだ。我々は“やりたいこと”に素直な男たち。
新しいジロリエンヌと出会う旅…ではなく、新しい二郎と出会う旅に身を投じる。
沢田研二は偉大だが、俺たちには二郎がある。

ラーメン二郎がここまでカルト的人気を誇る理由?
それは川崎のような“優しさ”と“過激さ”が共存する店舗の存在だ。
光があるから影がある。
味にも人生にも陰影がある。

…光+陰影+陰茎=二郎。
決まったな(?)


スープ:
甘めの微乳化タイプ。
厚めの油膜が美しく、アブラ、みりん系のまろやかなカエシ、豚の旨味、旨味調味料、ヤサイの甘みがやさしく混ざり合い、穏やかな味のレイヤーを形成。
パンチより包容力、攻撃性より慈愛。そんなスープ。

麺:
二郎にしては細め。中太の平打ちほぼストレート。
加水率やや高めで、もっちりとした食感が印象的。
オーションの力強さがありながらも、スープとの調和を保つ優等生タイプ。
所謂デロ麺。新代田店とはまた違った飲めるドリンク麺。

ヤサイ:
柔らかめ。
キャベツは細

かくカットされ、全体にしっとりと馴染む。
スープとの一体感が抜群で、丼全体が一つの生命体のようにまとまる。

豚:
ホロリと崩れるやわらか豚。
しっかり味が染み込んでいて、まさに“二郎の慈悲”と呼びたくなる優しい仕上がり。

ニンニク:
後半に投入してスープを撹拌すると、一気にジャンク度が増す。
それまで優等生だったラーメンが、急に悪ガキになる瞬間。
このギャップがまた、たまらんのよな。


全体として、川崎店は「優しさに包まれた二郎」という表現がしっくりくる。
劣情ジロリアンの荒んだ心も癒される、そんな懐の深さを感じた一杯。
川崎がなかったら、俺たちはもっと早くこの旅に心を折られていたかもしれない。

ごちそうさまでした。

初心者ガイドまとめ

  1. 並び:開店30分前を目安に並ぶ。マンション入口を塞がない。
  2. 食券:入店後、券売機で購入。小ラーメン(900円)が初心者向け。
  3. コール:「ニンニク入れますか?」で「ヤサイ、ニンニク」など。メモを用意すると安心。
  4. 食事:ロットを崩さないよう、提供後すぐに食べ始める。量は控えめだが、無理せず。
  5. 撮影:ラーメンの撮影はOK、店内やスタッフは禁止。

SNS投稿は食事後の感想や写真をシェアする程度に留め、並び中の実況は控えめに。

SNS・レビュー分析

食べログでは3.67(2024年)、ラーメンデータベースでも高評価。Xでは「優しいスープ」「デロ麺が最高」「初心者向け」との声が多く、ジロリアンからも愛されている。一方で、量が物足りないとの意見も少数ある。

外国人観光客への配慮

英語メニューはないが、基本的な英語でのコミュニケーションは可能かもしれない。事前に「ヤサイ、ニンニク、アブラ、カラメ」などのフレーズを覚えておくとスムーズ。ルールを守れば、温かく迎えてくれる雰囲気。

主な引用元

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