松戸駅前店IIIの特徴
ラーメン二郎 松戸駅前店は2001年にオープンした直系店で、現在は3代目店主が運営。店主は野猿街道店出身で、兄が助手としてサポート。スープは微乳化で、醤油のキレと脂の甘みが特徴。麺は平打ち極太麺で、柔らかめのデロ麺がスープとよく絡む。豚は大判で厚切り、歯応えを楽しむタイプ。他の二郎と比べ、量が多めで味は濃厚。客層は地元民から遠方のジロリアンまで幅広く、初心者は並び方やコールのタイミングで戸惑うことがある。
メニュー
券売機は店内入口にあり、現金のみ。メニューはシンプルで、以下は2025年現在の構成。
メニュー名 | 価格(税込) | 麺量(茹で前) | 備考 |
---|---|---|---|
小ラーメン(豚2枚) | 1000円 | 約300g | |
小(豚1枚) | 950円 | 約300g | 平日限定 |
小豚(4枚) | 1300円 | 約300g | |
大ラーメン | 1100円 | 約450g | 裏メニュー |
麺半分 | – | 約200g | 食券提示時に指定 |
麺少なめ | – | 約260g | 食券提示時に指定 |
麺少なめや麺半分は食券提示時に伝える。サイドトッピングはなし。2024年9月に価格改定があり、現在の価格に。麺のカタメやヤワメは不可。
並び方と食券購入タイミング
行列は入口前から駐車場方向に並ぶ。並び中に店内に入り、券売機で食券を購入し、元の位置に戻る。店員から「食券見せてください」と言われたら、食券を見せ、麺量(少なめ、半分など)を伝える。店内待ちはなく、席が空き次第入店。
曜日 | 待ち時間目安 |
---|---|
平日 | 40~80分 |
土曜・祝日 | 60~90分 |
並びは屋外で、屋根がない。夏は飲み物、冬は防寒具を持参。公式X(@matsudojiro3)で並び状況や臨時休業を確認できる。
コール方法と対応
ラーメン提供直前に「ニンニク入れますか?」と聞かれ、以下を伝える。
- ヤサイ(もやしとキャベツ)
- ニンニク
- アブラ(背脂)
- カラメ(醤油タレ)
「マシ」は可能、「マシマシ」は不可。初心者は「ヤサイ、ニンニク、アブラ、カラメ」と伝え、メモを用意すると安心。ルールに厳しいので、大きな声でハッキリ伝える。
設備・サービス
項目 | 内容 |
---|---|
給水機 | セルフ、冷水(推定) |
卓上調味料 | コショウ、一味唐辛子 |
コップ | プラスチック製(推定) |
ティッシュ | なし |
自販機 | 近隣に設置(推定) |
荷物置き | カウンター下(推定) |
傘立て | なし(推定) |
レンゲ | なし |
トイレ | 店内に無し(推定) |
トイレは店内にない可能性が高く、近隣のコンビニなどを利用。混雑時は店員に確認。
店内の座席・雰囲気
カウンター12席で、仕切りなし。荷物はカウンター下に置ける。店内はラジオがBGMで、油とスープの香りが漂う。換気は普通で、夏は暑さが気になる。客層は地元民やジロリアンが中心で、比較的静かだが、グループ客で賑やかな時も。店主と助手はテキパキ動き、ルールに厳しいが、ルールを守れば問題ない。
ロット・食べるスピード
ロットは4~5人分。席が空いたらすぐ着席、提供後は速やかに食べ始める。食べるのが遅いと混雑時に視線を感じることがある。20~30分以内に食べ終えるのが理想。
営業時間・定休日
曜日 | 営業時間 |
---|---|
月~土 | 17:30~21:30 |
日・祝 | 定休日 |
臨時休業は公式X(@matsudojiro3)で告知。麺切れは混雑具合で変動するが、早めの到着で回避可能。
アクセス・周辺情報
JR常磐線・新京成線松戸駅西口から徒歩4分(約273m)。住所は千葉県松戸市本町17-9(Google Maps)。周辺にコンビニや駐車場あり。駐輪スペースは限られる。
実食レビュー
□大ラーメン
コール: 全部
松戸のラーメン二郎。現店主は初代から数えて三代目にあたるとのことで、店名にはローマ数字の「III」がついている。店の公式X(旧Twitter)を見てみると、そこには松戸独自のルールが並んでいた。
「厨房・店員・お客様の撮影や動画撮影、YouTube等への投稿、麺の固めや柔め、麺マシ・マシマシ、味の細かい注文、ベビーカーの持ち込み、列内での待ち合わせ、泥酔状態での入店、トイレの使用、そしてSNSへの心無い返信は禁止です」
この徹底ぶり、まさに“修行の場”。でも、こういうストイックさがあるからこそ、二郎は二郎なのだ。ルールが厳しいほど、ジロリアンたちは逆に燃える。M心をくすぐる魅力にあふれている。
この店は常に行列ができていて、並ぶ時間はだいたい1時間ほど。だがこの待ち時間すらも、食べる前の“儀式”のように感じられる。静かに待つ時間と、カウンターに着いてからの緊張感とのコントラストが、より一層気持ちを高めてくれるのだ。
松戸にはずっと来たかった。二郎全店制覇を目指して巡る旅の中で、仙川や亀戸で洗礼を受け、イケジや川崎で優しさに包まれ、そしてたどり着いたのがここ松戸。まさに飴とムチの絶妙なバランスに完全に虜となった。
券売機には「小」しか表示されておらず、「大」は隠しメニューのような存在。これは初心者がうっかり注文して残してしまうのを防ぐための配慮だろう。年季の入った店内、少し狭めの席間にはパーテーションがあり、みんな落ち着いた様子で「麺少なめ」や「麺半分」と伝えていた。
厨房を眺めながら待っていると、「ニンニク入れますか?」のコール。もちろん「全部」でお願いした。

スープはかなり濃厚なド乳化。塩気がしっかりしていて、丼を持って一口飲んだ瞬間、感動が込み上げてきた。涙が出るほどうまいとはまさにこのこと。ヤサイは豚をおかずにして食べ進めるとどんどん箸が進む。ほぐし豚とアブラを絡めると、一瞬で消えてしまうほどの完成度。

麺は太くてゴワゴワ。スープをがっつり持ち上げる。食べ慣れていてもこの麺はなかなかの暴れっぷりで、まるで踊り食いをしているかのよう。スープの飛び散りにさえ快感を覚える。ニンニクはポタージュ状のスープにじわじわと溶け込んでいき、味にさらなるパンチを加える。
豚はどれもクオリティが高く、脂身と赤身のバランスが絶妙。しっかり味が染みていて、ホロホロとほぐれる柔らかさ。今度は開店と同時に並んで、売り切れる前に豚増しを頼もうと心に決めた。
麺量は大でおそらく400g弱ほど。乳化系の中では、個人的にはあの野猿すら超えてしまったかもしれない。松戸の一杯は、それほどまでに衝撃的だった。
初心者ガイドまとめ
- 並び:入口前から駐車場方向に並ぶ。
- 食券:並び中に店内で購入し、列に戻る。
- 着席:席が空いたら入店、指定された席に座る。
- コール:「ニンニク入れますか?」でトッピングを伝える。
- 食事:提供後すぐに食べ、速やかに完食。
- 撮影:ラーメンのみ撮影OK、店内やスタッフは禁止。
初回は小ラーメン(1000円)がおすすめ。麺少なめや半分も可。SNS投稿は食事後の感想や写真に留め、並び中の実況は控えめにする。
SNS・レビュー分析
Googleマップで4.2(953件)、食べログで3.71(2023年時点)。Xでは「最高の1杯」「激美味」と高評価が多く、ジロリアンに愛される。量多めや濃厚な味が好評だが、待ち時間の長さに言及する声も。
外国人観光客への配慮
英語メニューはなく、日本語で注文。基本フレーズ(「ヤサイ、ニンニク」など)を覚えるか指差しで伝えると良い。ルールを守れば問題なく利用可能。
引用元:
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