府中店の特徴
ラーメン二郎 府中店は2001年開業の直系店で、東京都府中市にある。店主は優しい笑顔で知られ、助手と2人で運営。スープは非乳化で、醤油のキレと豚の旨味が効いたすっきりした味わい。麺は2022年に極太から平打ち太麺に変わり、食べやすくなった。温泉卵やチーズなど他店では珍しいトッピングが魅力。他の二郎と比べ、雰囲気は初心者に入りやすく、ルールは標準的だがやや厳格。客層は地元民から遠方のジロリアンまで幅広い。初心者は並び方やコールのタイミングで戸惑うことがある。特に券売機の購入タイミングや店員の指示に注意。
メニュー
券売機は店内入口にあり、現金のみで1000円札以外は両替が必要。メニューはシンプルで、ラーメンとつけ麺が中心。以下は2025年現在のメニューと価格。
メニュー名 | 価格(税込) | 麺量(茹で前) | 備考 |
---|---|---|---|
小ラーメン | 900円 | 約250g | |
ブタ入り小ラーメン | 1100円 | 約250g | 豚入り |
大ラーメン | 1000円 | 約400g | |
ブタ入り大ラーメン | 1200円 | 約400g | 豚入り |
全部入りラーメン | 1300円 | 約250g | 小豚、チーズ、温泉卵 |
小つけ麺 | 1000円 | 約250g | あつもり可 |
ブタ入り小つけ麺 | 1200円 | 約250g | 豚入り |
大つけ麺 | 1100円 | 約400g | あつもり可 |
ブタ入り大つけ麺 | 1300円 | 約400g | 豚入り |
温泉卵 | 100円 | – | |
チーズ | 100円 | – | 溶けるタイプ |
麺少なめや麺半分は注文できる。麺のカタメは一応可能だが、忘れられる場合も。値上げは2021年頃に小ラーメンが750円から900円に上昇したとみられる。「赤いダイヤ」(アブラコールで出る人参など含む背脂)が特徴で、まれに星型の人参が出る。
並び方と食券購入タイミング
行列は店前から花壇方向に並ぶ。雨の日は建物内で折り返す。店内待ちは券売機前で、食券購入後に着席。以下は並び方のポイント。
- 外待ち:店前から花壇へ。ラブホ側に並ぶと迷惑になるので注意。
- 店内待ち:券売機前で1人(カップルは2人)待つ。店員の「どうぞ」で着席。
- 初心者の注意点:食券は入店後に購入。両替不可なので1000円札を用意。
曜日 | 待ち時間目安 |
---|---|
平日 | 0~30分 |
屋根がないので、夏は飲み物、冬は防寒具を持参。公式X(@jiro_fuchu)で並び状況や麺切れ情報を確認。20:30でも20人待ちの報告があるので、早めに到着がおすすめ。
コール方法と対応
コールは麺が茹で上がる直前に「ニンニク入れますか?」で以下を伝える。
- ニンニク
- ヤサイ(もやしとキャベツ)
- アブラ(背脂、赤いダイヤ含む)
- カラメ(醤油タレ強め)
「マシ」は可能、「マシマシ」は不可。初心者は「ニンニク、ヤサイ、アブラ、カラメ」と伝え、メモを用意すると安心。店員はルールに厳しいので、大きな声でハッキリ伝えるのがコツ。
設備・サービス
項目 | 内容 |
---|---|
給水機 | セルフ、冷水 |
卓上調味料 | トウガラシ、コショウ |
コップ | プラスチック製 |
ティッシュ | なし |
自販機 | 店内にあり、SUICA/PASMO対応 |
荷物置き | カウンター下、奥は椅子や粉の上 |
傘立て | なし |
レンゲ | あり |
トイレ | 店内にあり |
トイレ情報
トイレは店内のカウンター奥にあり。構造や清潔さは不明だが、狭い可能性が高い。混雑時は店員に確認して利用。
店内の座席・雰囲気
カウンター8席で、仕切りあり。荷物はカウンター下や奥の席では椅子や粉の上に置ける。客層は地元民や遠方のジロリアンが中心で、比較的静か。BGMはJ-WAVEで、油とスープの香りが漂う。換気は普通で、夏は暑さが気になる。
接客・店主・助手の印象
店主は体調不良を克服し、優しい笑顔で対応。助手は年配男性や若い男性で、効率的に動く。接客はルールに厳しいが、初心者にも配慮がある。
ロット・食べるスピード
ロットは4人分。席が空いたらすぐ着席、提供後は速やかに食べ始めるのがマナー。食べるのが遅いと混雑時に視線を感じることがある。20~30分以内に食べ終えるのが理想。
営業時間・定休日
曜日 | 営業時間 |
---|---|
月~金 | 17:00~22:00 |
土・日・祝 | 定休日 |
臨時休業は公式X(@jiro_fuchu)で告知。麺切れは少なく、19:30までに並べば回避可能。過去に20:30で20人待ちの報告あり。
アクセス・周辺情報
京王線府中駅南口から徒歩3分(約274m)、JR南武線・武蔵野線府中本町駅から徒歩9分。住所は東京都府中市宮西町1-15-5 関野屋ビル1F(Google Maps)。黄色い看板が目印。周辺に7-Eleven(宮町1丁目)や駐車場あり。駐輪スペースは限られる。
実食レビュー
■大ラーメン
■コール:全部(ヤサイニンニクアブラカラメ)
「蓮爾と並んで比肩するものなき極太麺」──そんな異名をとる府中二郎が、数年前X(旧Twitter)で“麺を当面細くする”と発表し、ジロリアン界隈はざわついた。
その知らせを見た瞬間、俺は膝から崩れ落ちた。二郎随一とも称される極太麺を楽しみにしていたのに…。だが、変化もまたジロリアンの旅の一部である。
この一報に動揺した同志たちは、まるで戒厳令のごとく鬼電を繰り返し、「府中の麺が細くなるらしい」と劣情ジロリアン仲間の希望を摘み取り、ほんの少しだけ心を落ち着ける。
だが、たとえ麺が細くなろうとも、グルとFZで脳を焼き、ラリって興奮するジロリアンたちは、そこに“原始”を感じるのだ。
太陽と海と二郎があれば、俺たちは生きていける。
──これはもう、「部屋とワイシャツと私」超えだろ。

非乳化×極太麺という独自の世界観
府中二郎のスープは、非乳化寄りのまったりとしたコク旨タイプ。
このもったりスープと、極太バキボキ麺とのコントラストは、他のどの二郎にもない個性を放っている。
だが、府中のユニークさはラーメンだけにとどまらない。
過去には、調理も接客もベトナム人任せという“放任時代”があり、なぜかアイスクリームが提供され、「府中で一番うまいのはアイス」と揶揄された時代さえあった。
営業場所も二階へ移転したことがあり、まさに“迷走”。ついには二郎破門寸前にまで追い込まれたという。
しかし店主は再び三田で修業し直し、現在の場所に移転。
──誰もが“原点回帰”を期待したその瞬間、提供されたのはまさかの超極太麺。
ジロリアンたちは、圧倒的インパクトを放つその一杯に、魂ごと持っていかれることになる。

極太麺の一時的な“退却”が、いつか復活することを信じている。
その日が来るまで、俺たちはこの味の記憶を胸に、今日もジロリアン道を歩むのである。
ご馳走様でした。
初心者ガイドまとめ
- 並び:店前から花壇方向に並ぶ。雨の日は建物内で折り返す。
- 食券:入店後、券売機で購入。1000円札を用意。
- 着席:店員の指示でトイレ側から座る。
- コール:「ニンニク、ヤサイ」など、メモを用意すると安心。
- 食事:ロットを崩さないよう、提供後すぐに食べる。
- 撮影:ラーメンのみ撮影OK、店内やスタッフは禁止。
初回は小ラーメン(900円)がおすすめ。麺少なめも可。SNS投稿は食事後の感想や写真に留め、並び中の実況は控えめにする。
SNS・レビュー分析
食べログで3.65(103件)、Googleマップで4.0(638件)、ラーメンデータベースで83.344(649件)と高評価。Xでは「赤いダイヤが最高」「初心者でも入りやすい」との声が多いが、平日夜のみの営業がハードルとの意見も。
外国人観光客への配慮
英語メニューはない。基本フレーズ(「ニンニク、ヤサイ」など)を覚えるか、翻訳アプリを用意。店員は外国人慣れしている可能性があり、ルールを守れば問題ない。
主な引用元
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